深海冷蔵庫

わたしのことと、わたしのまわりのひとたちのこと

雪だ

予報通り、降り始めた雪は積もって、南国育ちには物珍しい。足先は冷たいけれど、今日はちゃんとタイツ2枚履いてきたから、完璧。非日常に少しわくわくする、いつもは仕事で会うのが遅くなる彼は、もう家でひとりで飲み始めてる、迎えにきてはくれないかも、うん、いいんだけどね、我慢とか、思ったことをそのまま表現することに躊躇してしまう癖は、まだなくならなくて、いかに元彼の前で素でいられたかを思う、夜中に消せないでいる、何の気なしの日常を切り取った動画を見て、また泣いてしまっていることは、誰にも言えない。

引っ越した家は、私のお城で、誰にも邪魔されない。侵害されない。明日が過ぎれば、私は自由になれる、なにをしてもいいんだ、ちゃんとしなくても、いいの、

きちんとしたければ、しても、いいの、狭くても、寝る場所は広いのが好き、いろんなことを考えて気持ちよく暮らせるのが好き、誰かを招きたいな、広いバルコニーがある南向きの部屋は、ゆっくり元気になるための、私のための部屋だと思える、

転職活動は、引越しの片付けを終わらせたら、自分のための時間を作って始めていこう、少しズレている、今は少しかもしれないけれど、この先どうなるか分からない、非日常は、本質を垣間見せてくれる、自分自身の余裕の無さも。おおらかになりたい、今日は、飲む、明日は、引越しだ、