サラバ
ばいばい、サラバ
最後まで甘えたなわたしを許してくれてありがとう、好きだよ、大好きだよ、だいすきだったよ、愛してた、多分、それは、ほんとうに、
コンビニのショートケーキとか、そういうので、ごまかす。まだ、水分身体の中に残ってたんだ、もう、なくなったかと思ってた。
何も無い部屋に帰るのが怖い。
一人暮らし、ワクワクする、けれど、さっきまで手の中に、腕の中にあった、温かさは、戻らない。
また、いつか、会えるよ、そう思えば、寂しくない、ごめんね、たくさん、ありがとう、残さない、伝えないから、ここに書く、泣きそうになっていること、すぐ分かるよ、そう笑うのは、やっぱり狡い、
でも、この数日で、家を出る彼の穴は埋まらないと分かったから、別に無理に埋めようとしなくていいや、そのままで、毎日過ごす。それが、今のわたしの幸せで、日常だと思う。
仕事とか、やるべきことが、あるのは考えなくて済むから楽だ。カップルを見るたびに憂鬱になる今の私は、目の前のことをただ、やればいい、大丈夫、
泣き虫ジュゴン大丈夫、海の中で泣くんだよ
そしたら誰も分かんない