2018.3.22. 恵比寿リキッドルーム
何で泣きそうになるかなんて、人それぞれだ、ライブが始まる前の静かな熱気に包まれて、待つ、なんとも言えない時間、急に暗転して、ステージが、目が眩むほど眩しく光る、待ちに待った人が、目の前にいる、
明るい曲から始まったはずなのに、泣きそうな気持ちでいっぱいだった、彼と笑い合ったフレーズの曲、何かが、終わった気がした、よく分からないけれど、区切りが心の中で着いたような、気がした、夢中で音楽を浴びながら、指先や目線を追いながら、そんなことを、頭の片隅ではぼんやり考えていた、
ライブが始まった直後の、暗転から始めの曲までの、あの時間が好きだ、何度経験しても、慣れることはない、本物が聴こえる、感じられる、
決して喋ることが得意ではないであろう彼女が、私たちに伝えようとしてくれている言葉は、強く、やさしい。紡ぐ言葉は、ほんとうの言葉だけを選びとって、大切に差し出してくれているようだ。誰も、誰かのことを救うことはできない、けれど、歌が、そばにいて、寄り添ってくれますように、そう思って歌う、曲を作る、
曲の中の主人公の気持ちに反していないか、命を吹き込んで、私が思うことでなく、主人公たちが思うことを、書きたい、歌いたい、
あなたがあなたを救うその日もいつだってただそばにいる、いるだけ
何度も聴いた曲が、新しい響きで、まっすぐに体の中にはいってくる、また、彼女に会いたい、何度でも、夢中になりたい、